「SNS用の動画を1本作りたいのですが、いくらぐらいですか」——お問い合わせで最も多く、そしていちばん答えにくい質問です。

同じ「15秒のショート動画」でも、素材をいただいて編集するだけなら数千円から、企画・撮影・キャスティングまで含めれば50万円を超えます。差を生んでいるのは尺ではなく、撮影の有無・企画の量・出演者・修正回数・広告に使うかどうかです。ここを揃えずに「1本いくら」で比べても、比較にはなりません。

この記事では、SNS向けの短尺動画(15〜60秒)を前提に、相場・内訳・予算別にできること・現実的な削減方法・見積書の見方を整理します。金額はすべて概算で、特記がない限り税別です。

この記事の結論を先に

  • 編集のみ0.5万〜5万円/自社撮影+編集2万〜10万円/企画・撮影・編集込み20万〜50万円が実務上の目安
  • 最も再現性が高い削減策は「撮影工程そのものを外す(自社撮影 or 撮影しない作り方)」
  • 2本目以降は同日撮影とテンプレート化で単価が3〜5割下がる。1本ずつ発注するのがいちばん高い
  • 権利処理(音源・出演者・広告利用)は削らない。公開後の差し替えは制作費より高くつく

SNS動画制作の費用相場

まず全体像です。クラウドソーシングの成約データと制作会社各社の公開料金を横断して整理した、実務的な目安レンジです。

発注条件 費用の目安 誰が何をするか
素材支給・カット・字幕・BGMのみ 0.5万〜5万円/本 企画も素材も発注側。編集だけ外注
自社撮影+外部編集 2万〜10万円/本 撮影は自社。指示書と素材を渡す
簡易的な企画・撮影・編集 5万〜20万円/本 半日撮影+編集。企画は簡易
企業向けの標準的な制作 20万〜50万円/案件 企画・1日撮影・複数本編集
キャスト・スタジオ・広告用バリエーション込み 50万〜100万円/案件 広告企画+出演者+差し替え版
著名人・複数日撮影・高度なCG 100万円以上 ブランド広告。権利処理も本格化

いずれも広告の出稿費、SNS運用代行費、遠方の交通・宿泊費、消費税は別枠で考えてください。ここを含めた総額で比べないと、あとから予算が破綻します。

編集だけを頼む場合:0.5万〜5万円

いちばん安く済むのが、撮影済みの素材を渡して編集だけを依頼する形です。ココナラの直近12か月の成約データでは、SNS・YouTubeショート動画の編集が5,000円〜1万円、動画編集全般の中心価格帯が1万〜3万円。クラウドワークスでも、フリー素材を使った短尺・簡易制作は1万〜5万円とされています。

この価格帯で成立させるには条件があります。台本・素材・ブランドの確認・出演者の許諾を、発注側がすべて用意していること。「いい感じにお願いします」で投げると企画工数と修正工数が増え、単価が安くても総額は上がります。安さの正体は、上流工程を自社に戻していることです。

撮影から頼む場合:5万〜50万円

撮影が入った瞬間に金額の桁が変わります。人(カメラマン・照明・音声・ディレクター)と時間と場所が同時に発生するためです。公開されている料金でいえば、縦型動画の編集を2万円〜/撮影込みを3万円〜とする会社、ショート動画を5万円〜とする会社、企画・撮影・編集込みを15万円〜とする会社、SNS動画を20万〜100万円と案内する会社があります。同じ「SNS動画制作」という言葉でも、料金表が指している中身が違うということです。

広告・ブランド用途:50万円〜

広告として配信する場合、費用はもう一段上がります。理由は演出の派手さよりも、①複数パターンを作る必要がある ②権利処理の範囲が広がる ③法務・ブランドの確認工程が増えるの3点です。冒頭だけ差し替えた3〜6本、CTA違い、縦横比違い——広告は「1本」では終わりません。

「短い動画だから安い」は成立しない

ここが最も誤解されているところです。ある制作会社は240件の受注実績について中央値63万円、半数が40万〜120万円と公表しています(短尺に限らず企画・撮影を伴う企業動画全般を含むデータです)。15秒の動画でも、撮影人数・ロケ・キャスト・CG・広告用の差し替えが増えれば同じ水準になります。費用は尺ではなく、工程の数と人数で決まります。「30秒だから15秒の倍」という見積もりが出てきたら、根拠を聞いてみてください。

SNS動画制作費の内訳

見積もりの構造は、おおよそ次のとおりです。

総額 = 企画・進行費 + 撮影費 + 編集費 + 権利費(出演・音楽・素材)+ 納品バリエーション費 + 実費(交通・スタジオ)

下の表は15〜60秒・撮影0〜1日・修正2回程度を想定した目安です。制作会社のパッケージでは複数項目がまとめて計上されるため、この表を機械的に足し算すると実際の見積もりより高くなります。「どこにお金がかかっているか」を読むための表として使ってください。

費用項目 最小構成 標準構成 高品質・広告
企画・構成・台本 0万〜3万円 3万〜10万円 10万〜30万円
ディレクション・進行 0.5万〜3万円 3万〜8万円 8万〜25万円
撮影スタッフ・機材 0〜8万円 8万〜25万円 25万〜85万円
ロケハン・スタジオ 0〜3万円 3万〜15万円 15万〜40万円
キャスト・ヘアメイク・衣装 0円 5万〜20万円 20万〜70万円
編集・カット 0.5万〜5万円 5万〜15万円 15万〜50万円
テロップ・字幕 0.3万〜2万円 1万〜5万円 5万〜15万円
モーショングラフィックス 0〜3万円 3万〜15万円 15万〜50万円
ナレーション・BGM・効果音 0〜4万円 4万〜13万円 13万〜25万円
差し替え版・比率違い 0〜1万円 1万〜5万円 5万〜20万円
交通・宿泊・車両 0円 実費〜10万円 10万円以上

上流(企画・ディレクション)は削りにくい

工程別の相場では、企画構成に3万〜15万円、ディレクションに5万〜20万円が計上されます。「打ち合わせしてるだけなのに高い」と感じやすい項目ですが、ここを削ると下流の修正費で戻ってきます。発注前に、目的・ターゲット・視聴後にしてほしい行動・必須メッセージ・NG表現・参考動画の6点を固めておくこと。これだけで企画費は圧縮できます。逆にこれが曖昧なまま安い編集者に頼むと、修正が5回・10回と増えて総額が跳ねます。

撮影費は「人数 × 時間 × 場所」

撮影費が読みにくいのは、単価ではなく構成要素が多いからです。スタッフの人数、拘束時間、機材のグレード、スタジオかロケか、移動があるか。工程別の相場では撮影5万〜35万円、機材5万〜50万円、スタジオ5万〜40万円と、いずれも幅が7〜10倍あります。

とくに地方撮影は「全国一律1本◯万円」になりません。移動交通費・宿泊費で2万〜10万円、車両費で2万〜10万円という相場が示されており、これに移動日の拘束費が乗るためです。撮影地が東京以外なら、見積もり段階で実費の上限を決めておいてください。

編集費は素材量で決まる

編集は「尺」ではなく「素材の量」で見積もられます。60分の素材から30秒を作るのと、3分の素材から30秒を作るのでは作業時間がまるで違います。素材時間による追加料金の有無は必ず確認してください。なお編集ソフトのサブスク費(Adobe Premiereなら個人向け年間プランで月額3,280円)は原価に含まれますが、月10本使うなら1本1,000円相当という配賦が妥当で、1案件に全額転嫁するのは不自然です。

見落としやすいのは「権利費」と「比率違い」

初回の見積もりで漏れやすいのが、権利費(音源の広告利用、出演者の使用媒体・期間・地域、ストック素材のライセンス範囲)と、納品バリエーション(9:16/1:1/4:5/16:9、CTA違い、冒頭差し替え版)です。

比率違いは「書き出すだけ」と思われがちですが、違います。TikTok広告もInstagramリールの全画面表示も9:16が推奨ですが、媒体ごとにUIの位置と安全領域が違うため、単純にリサイズするとテロップがいいね欄やユーザー名に隠れます。テロップ位置の再確認まで含めて1工程です。詳しくは縦型動画(9:16)の設計ルールにまとめています。

予算別にできること

予算から逆算したい方向けの一覧です。見積もり例は発注判断のためのモデル試算で、実在する会社の定価ではありません。

予算 想定される内容 見積もり例 難しいこと
5万円未満 素材支給、カット、字幕、BGM、簡易色調整 編集2.5万+字幕0.5万+音源0.3万+進行0.5万=3.8万円 本格撮影、オリジナル企画、プロキャスト
5万〜20万円 簡易企画、半日撮影または自社撮影支援、編集 企画1.5万+撮影3万+編集4万+音源0.5万+進行3万=12万円 大人数撮影、高度なCG、複数ロケ
20万〜50万円 企画、1日撮影、複数本編集、媒体最適化 企画4万+撮影・機材11万+4本編集12万+音源・複数形式3万+進行6万=36万円 著名人、複数日撮影、テレビCM級演出
50万〜100万円 広告企画、キャスト、スタジオ、複数クリエイティブ 企画8万+撮影・機材20万+キャスト・ロケ15万+編集18万+音声・差し替え6万+進行5万=72万円 大規模セット、著名人、複雑な3DCG
100万円以上 ブランド広告、複数日撮影、専門スタッフ、権利処理 企画演出25万+撮影・機材50万+キャスト・ロケ40万+編集CG25万+音声・権利10万=150万円 予算次第で拡張可能

SNS運用の観点から一点だけ強調させてください。予算が20万〜50万円あるなら、1本を豪華に作るより、1回の撮影から3〜6本を作るほうが成果につながりやすいです。撮影費・交通費・機材準備費は本数に比例しないため1本あたりの固定費が薄まりますし、SNSの動画はそもそも当たるまで試す前提のもので、1本しかなければ外れたときに打つ手がありません。差し替えの考え方は動画広告のクリエイティブ疲弊とは?差し替え頻度の判断基準で解説しています。

フリーランスと制作会社、何が違うか

依頼先の選択は、単なる価格差ではありません。誰がリスクを持つかの差です。

比較項目 フリーランス 小規模制作会社 中堅制作会社
短尺1本の目安 編集のみ0.5万〜5万円/企画込み3万〜20万円 5万〜50万円 20万〜100万円以上
得意な案件 編集、UGC風、継続投稿、部分外注 企画・撮影・編集の一括、複数本 広告、ブランド、複数部署・複数媒体
主な注意点 スキル差、属人化、急な稼働停止。代替要員は原則いない 最低価格の対象範囲を要確認 管理費が増え、少額単発には割高

注目していただきたいのは、レンジが重なっていることです。フリーランスの企画込み案件(3万〜20万円)と制作会社の下限(5万円〜)は普通に交差します。「フリーランスだから安い」「会社だから高い」という前提で候補を絞ると、条件の合う相手を最初から外すことになります。

また、制作会社の「◯万円〜」は最低価格です。ある会社は軽微な修正を2回まで、3回目以降は別料金、制作データは原則提供不可、撮影は別料金と明記しています。料金表は最低価格より「除外項目」を見てください。

費用を安く抑える現実的な方法

費用削減というと単価交渉を思い浮かべがちですが、効果が大きいのは外注する工程そのものを減らすことです。効果の大きい順に4つ挙げます。

① 撮影工程を自社に戻す(または撮影しない)

最も効きます。企画と出演を社内で担い、撮影をスマートフォンで行い、編集だけを外注する。同じ会社の公開価格でも、編集のみ2万円〜/撮影・編集3万円〜と差が出ています。

自社撮影で優先すべき機材の順番は、カメラ本体ではなく、音声 → 照明 → 固定。スマートフォン+ピンマイク+LEDライト+三脚という最小構成で、人が話す動画の多くは成立します。ただし音割れ・逆光・手ぶれは編集で直せません。商品の反射、料理のシズル、暗所、複数人の会話、動きの速い被写体は、撮影を削ると品質低下がはっきり出ます。

② 複数本を同日にまとめて撮る

1本ずつ発注するのがいちばん高い、というのは覚えて帰ってください。8本分の台本を事前に用意し、背景・衣装をまとめて変え、1日で撮り切る。個別発注10万円×8本=80万円が、企画・撮影20万円+編集3万円×8本+進行8万円=52万円まで下がります。撮影日を減らすための実務手順は次のとおりです。

  • 撮影前:1本1メッセージに絞って8〜12本分の台本を準備、小物・商品を一覧化、9:16で画角を事前確認
  • 当日:台本順ではなく場所・出演者・衣装単位で撮る。冒頭フックは複数パターンを寄り・引きで。無音の背景素材も押さえる
  • 撮影後:ファイル名に動画番号とテイク番号を付け、NG素材を除き、ロゴ・色指定を同梱して渡す。修正指示の窓口は1人に

③ テンプレート化する

冒頭フック、字幕デザイン、ブランドカラー、CTA、エンドカードを固定します。毎回8万円×3媒体=24万円かかっていたものが、マスター8万円+変換1.5万円×2=11万円になる、というのが典型的な削減幅です。ただし前述のとおり媒体ごとのUIと安全領域を無視した単純リサイズはしないこと。機械的にやると、削減した以上に成果が落ちます。

④ 権利処理済みの素材・音源に寄せる

ロケ・撮影・作曲の費用を、素材費(月額または数千〜数万円)に置き換える方法です。ストック素材と商用利用可の音源を使い、ライセンスの証跡を保存しておきます。音源は広告転用の可能性を基準に選びます。

  • 商用・広告利用を明記したロイヤリティーフリー音源:契約終了後の利用可否だけ確認
  • SNS内の商用音源ライブラリ:オーガニック投稿向け。別媒体・広告への転用が制限されることがある
  • オリジナルBGM:継続利用なら有利。著作権譲渡と利用期間を契約に明記
  • 流行曲・市販音源:広告・複数媒体・長期利用では権利処理が複雑になる

なお「ロイヤリティーフリー=無条件・無制限に使える」という意味ではありません。誤解の多いところです。

削ってはいけないもの

逆に、ここを削ると高くつきます。

  • 広告表現の法務確認:配信停止・作り直しのコストは制作費より大きい
  • 出演者の同意:公開後の削除依頼は撮影のやり直しに直結する
  • 音源・素材のライセンス:差し替えには再編集費がかかる
  • 商品名・価格・数値の確認:字幕1文字の誤りでも全媒体で差し替えになる
  • 音声品質とバックアップ:撮り直し以外に回復手段がない

以上をまとめると、自社撮影への切り替えで約33%、同日撮影で約35%、テンプレート化で約54%の削減です。仕様が固まったら月次契約に移行すると、都度の企画・見積・素材整理の手間も減らせます。ただし契約期間・未使用本数の扱い・繰越・途中解約の条件は必ず確認を。「月10本」の契約で毎月8本しか作れないなら、実質単価は上がります。

なお相見積もりが機能しない最大の理由は、各社が違う粒度で金額を出してくることです。本数・尺・撮影時間・修正回数・納品比率・権利・実費を分けて提示してもらうだけで比較可能になります。確認項目の詳細は動画制作会社の選び方、納期は広告動画の制作期間はどれくらいかかるかを参照してください。

権利まわりで費用が跳ねるポイント

「完成ファイルを受け取った=どう使ってもいい」ではありません。ここを曖昧にしたまま進めると、公開後に一番高い出費が発生します。

SNS投稿・広告配信は契約の利用範囲に明記する

著作権法第23条は、著作者が著作物の公衆送信を行う権利を専有すると定めています。SNSへの投稿もオンライン広告での配信も公衆送信にあたるため、契約上の利用範囲に「インターネット配信・SNS・広告」を含めておく必要があります。あわせて著作権法は同一性保持に関する権利も認めているため、納品後に自社で字幕・尺・色・BGMを変える可能性があるなら改変・再編集の範囲も合意しておいてください。「あとで15秒版に切りたい」は、後出しだと追加費用になります。

出演者の同意は「範囲」まで書く

最高裁は、人がみだりに自己の容貌等を撮影されず、撮影された写真をみだりに公表されない人格的利益を有すると示しています。違法性は撮影場所・目的・態様・必要性などを総合考慮して判断されます。企業のSNS制作では判断を事後に委ねず、従業員・顧客・モデル・通行人を含め、識別できる人物について記録が残る形で同意を取るのが現実的です。同意書には利用媒体/投稿か広告か/期間/地域/編集の範囲/静止画利用/再委託/報酬/取消条件まで書きます。制作会社がモデルを手配する場合も用途外利用が自由とは限らないため、「用途を変えたいときの手続き」を確認してください。

音楽は「SNSで選べる=広告にも使える」ではない

JASRACは、利用許諾契約を締結しているUGCサービスでの音楽利用と、広告としての音楽利用を別に案内しています。Instagramも、ブーストするリールについてはライセンス楽曲ではなくロイヤリティーフリー音源やオリジナル音源の使用を案内しています。つまり「投稿では使えたのに、広告に回した瞬間に使えない」が普通に起きます。広告転用の可能性が少しでもあるなら、最初から広告利用可能な音源で作るほうが再編集コストを含めて安く済みます。AI生成素材の確認事項はAI動画の著作権・商用利用|発注側が確認すべきチェックリストにまとめました。

参考:pitattoの場合

pitattoはオリジナル楽曲付きの広告動画を75,000円(税込)〜、最短7日納品で制作しています。この価格帯が成立している理由は、品質を落としているからではなく、費用の内訳で最も重い「撮影」を工程ごと持たないからです。

  • 撮影費・機材費・ロケ費・キャスティング費・交通費がゼロ:内訳表でいえば5項目が丸ごと消えます。素材・撮影・役者の手配は不要です
  • 音楽はオリジナル制作:楽曲の権利処理が制作に含まれるため、「投稿では使えたが広告では使えない」が起きません
  • 修正はテキスト・尺・色味・テロップを2回まで無料:ただし音源の修正工程は設けていません。その代わり、着手前のヒアリングで世界観と訴求を徹底的に言語化します

下の動画は、ロケ撮影を一切行わずに制作したフォトリアルな広告動画です。従来なら撮影・キャスト・ロケ許可が必要だったシチュエーションを、撮影費ゼロで成立させています。

リアル再現
ロケ撮影・キャスティングなしで制作した広告動画。撮影工程を持たないことが、そのまま費用構造の差になっています

実在の店舗・スタッフ・調理風景そのものを見せることが訴求の核になる場合は、撮影ありの制作会社のほうが目的に合います。使い分けはAI動画 vs 実写|使い分けの判断基準で整理しています。

まとめ:予算帯ごとの判断

予算 取るべき設計
5万円未満 編集工程だけを外注する。台本・素材・許諾は自社で用意する前提
5万〜20万円 自社出演・簡易撮影を含む少数本。企画は簡易に、確認窓口は1人に
20万〜50万円 同日撮影で3〜6本。1本を豪華にせず、試せる本数を確保する
50万円以上 広告クリエイティブとして設計。権利処理と品質管理を含める

最後に発注のやり方を一つだけ。最安値を選ぶのではなく、同じ発注仕様書を複数の候補に渡し、企画・撮影・編集・修正・権利・納品形式を分けて比較してください。これをやると、見た目の安さの多くが「含まれていないだけ」だと分かります。

そしてSNS動画は継続的に複数本を出すものです。初回から長期契約を結ぶのではなく、まず少数本で企画力・連絡速度・字幕精度・修正対応・権利確認を検証し、そのうえでテンプレート化と月次契約に移行する。これが費用と品質の両面でいちばん現実的な進め方です。

参考にした出典

  • ココナラ「動画編集の依頼・外注」「動画編集の相場・料金完全ガイド」— 直近12か月の成約データ、SNSショート動画編集の価格帯
  • クラウドワークス — 短尺・簡易制作/オリジナル/専門性の高い制作の価格帯
  • ランサーズ「動画制作の費用相場は?」— 工程別相場(企画構成・撮影・機材・スタジオ・キャスティング・編集・音響・交通費)
  • Lumii「動画制作・映像制作の相場・料金表を解説」— 受注実績240件の中央値63万円、価格分布
  • ムビサク「1本2万円〜格安で動画制作・映像制作代行会社への依頼プラン」— 縦型動画の編集のみ/撮影込みの公開価格
  • アビリブ「SNS用縦型ショート動画制作・編集・外注依頼」— 最低料金、修正2回までの条件、モデル手配の用途変更の扱い
  • Creave「ショート動画制作プラン」— 短尺制作の納期
  • ジアスプロモーション「フリーランスへの動画制作依頼相場まとめ」— 継続発注・複数本発注時の単価
  • Adobe「Premiereプランを比較」— 個人向け・グループ版のライセンス料金
  • TikTok Ads Manager「TikTok Auction In-Feed Ads」— 推奨アスペクト比・対応フォーマット
  • e-Gov 法令検索「著作権法」— 第23条(公衆送信権)、同一性保持に関する権利
  • 文化庁 — 制作委託・楽曲利用における権利処理の解説
  • 最高裁判所判例(肖像に関する人格的利益)— courts.go.jp 公開判例
  • JASRAC「YouTubeなどの動画投稿(共有)サービスでの音楽利用」「利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧」— 投稿利用と広告利用の区別